加工技術・図面作成
ステンレス・鉄加工
尾崎工業所はステンレス製品(主にSUS304(L)、SUS316(L)、船舶艤装の主となる材質)の様々な製品の製作経験があります。
鉄は、主にSS400を取り扱っており、板厚0.5mmから製作可能です。
ダクト等薄板加工が主力で、採寸、製作、取付まで行いますので、最初から最後まで安心してお任せください。
その他、産業用金物についても製缶、機械加工、塗装、仕上げまで行っています。
溶接
一般に、溶接は切削加工よりも難しいといわれています。作業の際、金属材料に熱を与えるため変形し正確な寸法に仕上げることが難しいのです。
また、火花が散るため作業の際、加工部分が見えづらく材料が十分溶けているか等熟練と経験が必要とされる作業です。
尾崎工業所では、いかに歪みを出さず溶接するか、いかに綺麗に溶接をするかを日々研究し、溶材も新しい技術を取り入れ、あらゆるご要望にお応えできるよう努めています。
- MAG(マグ)溶接
- アーク溶接(電気の放電現象(アーク放電)を利用し、同じ金属同士をつなぎ合わせる溶接法)のうち、シールドガスに不活性ガスと炭酸ガスを混合して使うものをマグ溶接といいます。鉄系材料に使用される溶接方法です。
ミグ溶接(MIG溶接)より溶け込みが深く、強度のある溶接が可能です。炭酸ガスが化学反応を起こすため、アルミニウムなどの非鉄金属には用いることはできません。
異材溶接として、ステンレス+鉄、ステンレス+銅(青銅含む)、鉄+銅(青銅含む)の溶接が可能です。
尾崎工業所では、外観を美しく、溶接後の強度を保つことを重視し加工を行っています。
- TIG(ティグ)溶接

ステンレスSUS304 TIG溶接 処理後
- アーク溶接(電気の放電現象(アーク放電)を利用し、同じ金属同士をつなぎ合わせる溶接法)の一種。融点の非常に高いタングステン棒からアークを出し、その熱で母材を溶かします。
精密な溶接に向いていて、高圧パイプや精密機器の溶接などに使われる溶接方法です。作業に熟練が必要で、比較的難易度は高い溶接ですが、非鉄金属に対する溶接に適応力が幅広く、よく使われる溶接方法です。溶接加工作業において、唯一、溶接作業時に火花が散らないので、溶接部位以外の仕上がりを重視する場合に使用します。
TIG(ティグ)溶接の利点は、溶接ビードの形状等自在に変更可能で、外観が美しく仕上がることです。さらに、金属の深くまで溶材が浸透するので、溶接部分の強度を高く仕上げることができ、製品の強度を上げることができます。
尾崎工業所では、TIG(ティグ)溶接機としてpanasonic製フルデジタル制御溶接機YC-300BP2、YC-300BP4を導入しています。
切削(穴開け)加工

ボール盤での切削(穴開け)加工
厚さ0.3mm~120mm、φ0.3mm~100mmまで対応です。
尾崎工業所では、通常の穴はドリル加工、ねじ穴はタップ加工、精度の高い穴はエンドミル加工またはリーマ加工を使用して加工を行っています。
また、ネジ穴に強度が必要な場合は、ヘリサート加工、エンザート加工を行います。
穴あけ加工では、通常の穴以外にも、皿ねじ用の皿穴、キャップスクリューねじに対応した穴あけザグリなどもできます。タップ加工では、通常のメートルねじの他、ユニファイねじ、PTねじの加工も行っています。
- タップ加工
- 穴の内面にネジの溝をつける加工。
- リーマ加工
- 穴の内面を整える加工。
- 旋盤加工
- 旋盤機にかけて単面を削る加工。
- ドリル加工
- ドリルで穴をあけます。
- エンドミル加工
- 楕円形の穴をあけたり、板に溝を彫り込む加工。
- ヘリサート加工
- ネジ穴に強度を持たせたい場合にヘリサート部品をネジ穴に打ち込み強度を上げる加工。
- エンザート加工
- 部材に開けたネジ穴にインサートナットを打ち込み、ネジ穴の強度を上げる加工。
- 皿穴
- 皿ネジ用のネジ穴で、表面にネジ頭が飛び出さないようネジ頭の分だけ皿状に母材をえぐり取る加工。
- 穴あけザグリ
- キャップスクリューや六角頭ネジを使用する場合、ネジ頭が表面から飛び出さないようネジ頭の厚さの分だけ母材をえぐり取る加工。
曲げ加工
船体加工やパネル加工での2次、3次曲げ加工が可能です。
油圧プレスブレーキによる板曲げ加工は、~2500mm巾まで、板厚は~12mmまで可能です。
曲げ可能板厚:SS400 0.4~9mm、SUS系 0.4~9mm
ベンダー加工では、一般的に使用される10A~25Aのパイプ加工が得意ですが、25A以上のサイズのパイプの曲げ加工もご要望に応じて承っています。
ロール曲げ加工にて板材の円柱曲げも可能です。
- 角度折り
- 1度~180度までご希望の角度に板材を曲げる加工。
(V曲げ加工、L曲げ加工、Z曲げ加工、コの字曲げ加工、ハット曲げ加工、R曲げ加工等)
- ベンダー加工
- パイプの曲げの変形(パイプの径の変形)を少なく母材の形状を保ち曲げる加工。
- ロール曲げ加工
- 板材を円柱状に曲げ、パイプ状にする加工。
薄板板金加工
ハンマー一つで細工し、成形していきます。
尾崎工業所では、溶接後の歪み抜きも火を入れず、熟練の技術で製品として綺麗な状態に仕上げています。
- ヘミング加工
- 180度折り返す曲げ加工。板の角で怪我しないよう曲げた側面は曲面になるので安全で見た目よく仕上がります。
- 板金加工
- 田楽鎚や板金鎚等板金工具を巧みに使い分け、熟練の技術により製作していきます。
切断加工

NC社製シャーリング機HGS-1330
厚さ0.3mm~120mmまで対応。
尾崎工業所では、NC社製シャーリング機HGS-1330により板厚12mm、3100巾まで切断可能です。
また、ダクト等の展開切り(展開切断)が対応可能ですから、溶接加工が最低限の個所で済み、仕上がりがきれいで、納期も短縮可能です。
表面処理
塗装が、下地処理にエッチング塗料を使い温風塗装機を使用しています。乾きが速く光沢が出、工期縮小が可能なので、お急ぎの納期にも対応可能です。
ステンレスは研磨加工により鏡面、ヘアライン加工が行えます。
メッキ加工は電解、亜鉛メッキを行っています。
- 塗装
- エッチング塗料で下地を作成し、ご希望の色で上塗り塗装を行います。
- 脱脂処理
- 金属表面の錆の発生を防ぐために塗布される防錆油、プレス成形時に塗布されるプレス油といった油脂性物質および塵埃などの汚れを、塗装、メッキ前に除去するための処理で、脱脂洗浄、中性洗剤脱脂洗浄、アルカリ脱脂洗浄等の方法で表面の油分や塵埃を除去します。
- 研磨(磨き)
- 鏡面加工
金属部品の表面を鏡のように磨き上げ、製品の表面を平らに加工します。表面が平らになると鏡のようにものが映るようになることからこのように呼びます。見栄えが良くなることはもちろん、特定部位への応力の集中が避けられ、強度を高める効果が期待できます。また、ジョイントや接合部、シール部など、密閉性を要求される部分にも使用されます。
- ヘアライン
金属表面に、一定方向に連続的に髪の毛のような細い研磨の条痕を残した仕上げ。光沢がなくなるので「つや消し」と呼ばれています。落ち着いた雰囲気で、より金属の質感が出るといわれ、主に電化製品や化粧品、雑貨などに用いられ、高級感を演出します。
- 腐食彫り(エッチング)加工
- 化学薬品などの腐食作用を応用した表面加工。使用する素材の必要部分にのみ防食処理を施し、腐食剤によって不要部分を除去することで目的形状のものを得ます。プレスなどでは難しい複雑な加工を行うためによく利用されます。身近な例でいえば、金属の表札の名入れ等に使用されています。
- メッキ※鉄のみ
- 金属などの材料の表面に、金属の薄膜を被覆した表面処理で鍍金(ときん)ともいいます。
酸化(腐食)しやすい金属を、酸化しにくい金属で覆い保護します。高級感や質感を出し商品の価値を高めたり、光沢を与えることにより摩擦などの抵抗から地金を守る効果もあります。
- ショットブラスト※鉄のみ
- 投射材と呼ばれる粒体を金属に衝突させ、バリ(加工の際発生する金属の盛り上がりや付着した不要な切れ端)の除去、表面研削、梨地加工のような模様付けなどを研削する加工方法です。金属の表面近傍に残留圧縮応力を付与させることによりばねやギアなどの疲労強度の向上、耐応力、腐食割れの向上等も見込むことができます。
- 酸洗処理
- 金属製品を熱処理した際付着する酸化皮膜(スケール)やサビなどの金属表面についた酸化物を除去するため、酸液に浸漬して、酸化物を洗い落とすため化学洗浄処理を行います。
- 特殊処理
- その他、特殊処理も行っております。ご相談ください。
異材溶接

鉄と真鍮の異材溶接
薄板は、ろう付け溶接にて可能です。
厚板の場合は、
MAG溶接でステンレスと鉄、ステンレスと銅(青銅含む)、鉄と銅(青銅含む)が溶接可能です。
- ろう付(鑞付け、ろうづけ)
- 接合する部材(母材)よりも融点の低い合金(ろう)を溶かして一種の接着剤として用い、母材自体を溶融させずに複数の部材を接合させます。ろうとして良く利用されるものに、電気機器の配線等の接合に利用される鉛とスズの合金「はんだ」があります。金属加工では銀の合金を用いた銀ろうが最も多用されています。
精度
JIS規格、NK規格対応。
JIS規格を基準とし、JIS規格以上の品質を目指し努力しています。
製缶公差では1m=2~3mmですが、尾崎工業所ではそれを上回る精度
1m=1~2mmで製作しています。製作物によっては1m=0.5mm以内にも収める事も可能です。
小さい物は公差が非常に重要です。尾崎工業所では、加工精度を上げ、寸法公差ができるだけ「0」に近い公差で収める製品作りを目指しています。
- JIS規格
- 日本工業規格(Japanese Industrial Standards)は、工業標準化法に基づき、日本工業標準調査会の答申を受けて、主務大臣が制定する工業標準であり、日本の国家標準の一つ。
橋梁、建築、船舶、車両、石油貯槽等の一般的な鋼構造物等に使用される規格。
- 日本海事協会規格(NK)
- 日本海事協会(Nippon Kaiji Kyokai)(NKまたはClassNKの通称で知られる国際船級協会)が定めた船級や品質システムに関する規格。
船舶の構造材として用いる鋼材等の規格。